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かんたんDIY 壁紙の選び方 【柄と厚み】

2022/6/28 かんたんDIY 壁紙の選び方 【柄と厚み】

かんたんDIY 壁紙の選び方【柄と厚み】

壁紙には貼りやすい壁紙と難易度が高い壁紙がなど、プロでもむずかしい素材がたくさんあります。
いくら気に入ったデザインでも貼って仕上がりが不十分なら残念ですよね。
デザインだけでなく施行性の良い壁紙を選ぶことが仕上がりに大事なのです。

施行性の良い壁紙とは?

なるべく厚みがあるものを選ぼう

壁紙は同じでもひとつひとつ厚みが微妙に違います。
薄い壁紙は下地が悪いと目立ちやすく、厚いものは目立ちにくいという観点から、初心者の方は厚めのものを選ばれることをおすすめします。
もちろん下地処理(パテ)を適切に行えば問題はありませんが、初心者の方はとりあえず厚めのものが無難でしょう。

【厚め壁紙の特徴】

エンボス(凸凹)が深めの壁紙が多いです。触った感じはモコモコしています。
また、厚みが暑くなくても木目柄やレンガ柄など、柄が全体的にたくさん入っているものも下地の不陸が分かりにくいのでおすすめです。
柄のデザインで下地の悪さを誤魔化すことができます。

 

【薄めの壁紙の特徴】

厚めの壁紙と反対にエンボス凸凹があまりないもの。触った感じはサラッとしています。
薄めの壁紙は下地が出やすいというデメリットもありますが、デザイン的にはメリットが以下のようにあります。
エンボスがない分サラッとした透明感のある仕上がりになる。
部屋が広く見える視覚効果がある。
壁紙DIYに慣れてきた方でデザイン壁紙に挑戦したい方はチャレンジしてみるといいでしょう。

柄が合わせやすい壁紙とは

壁紙施工において1枚目と2枚目を繋ぎ合わせることを「ジョイント」と言います。
1枚目の左端に2枚目の右端を適量に(2cmほど)被せ、カッターで切断し綺麗に合わせることを言います。
ジョイントが綺麗に収まるかで仕上がりに違いが出ます。
そして柄合わせが要らない無地貼り可能な壁紙と柄合わせ壁紙に分けられます。
柄合わせ壁紙でもかんたんなものであれば、そこまで難しくありません。
では、柄合わせがかんたんなものと、難しいものの違いとは何かを説明します。

【かんたんな柄合わせ壁紙】

縦ライン柄

縦筋の入ったストライプ系の柄で、意外かもしれませんが木目は非常にかんたんに貼ることができます。
それは縦ライン柄だからジョイント時のカッター線が分かりにくくなるからです。
特に木目は柄合わせしなくても全くわかりません。
しかしフローリング調の板木目の場合は縦筋ラインを合わせてまっすぐに貼りましょう。

花柄

花柄といっても様々ありますが、比較的花柄は柔らかいタッチの絵が多く、少しジョイントがズレてもそこまで分かりにくい傾向にあります。
その他柄にぼかしがあるデザインも多少のズレはごまかされ比較的かんたんに貼ることができます。

3色があまり濃くないもの

壁紙を綺麗に仕上げる上で重要なジョイントですが、なるべく目立ちにくいものがいいですね。
ジョイントが目立ちやすい色とは、濃い原色、赤、黄色などのポップ色です。濃い色はジョイントの隙間が目立ちやすいのです。
そして壁紙の性質上伸縮により後々開いてきます。そう、ジョイントは開くリスクがあるのです。
壁紙は生ノリに含まれる水分が乾くことにより接着します。その時に紙の性質と同じく微妙な伸縮が起きます。プロはそれを含んだ上でのジョイント方法と収め方をできますが、初心者の方は多少なりとも開いてしまう可能性が高いので、なるべくジョイントが目立たない色を選ばれたほうが良いでしょう。

ジョイントが目立たない色

ホワイト/アイボリー/ベージュ/グレー/ブラック(濃いが隙間が目立ちにくい)

上記だと仮に開いたとしても補修用のコーキングを使えば対処できるでしょう。

【難しい柄合わせ壁紙】

横ライン柄

上記で縦ライン柄がかんたんと説明した通りで、反対に横方向に筋や線が入ってる柄は、ジョイントが非常に目立ってしまいます。
1寸の狂いもなく柄合わせすることができるのであれば良いのですが、なかなか難しいものです。
横ラインでも比較的に一直線ではなく、ウエーブ状の柄だと合わせやすいでしょう。

黒くっきりデザイン

デザインには絵の具のように各色により描かれていますが、マジックでくり抜いたようなデザインもあります。
分かりやすく言えば文字の真ん中でジョイントするのは非常に難しい柄になります。

タイルやマスデザイン

これもくっきりデザイン同様にはっきりと分かりやすい柄になります。
また、タイルやマスは壁に対して垂直に貼らないと段々と斜めになってしまっていることが分かりやすいの難易度が高いです。

まとめ

壁紙DIYする上で壁紙選びは重要なことはお分かり頂けたでしょうか。デザイン面だけでなく施工後の仕上がり感を注視することが大事なんです。

1.なるべく厚めなもの、エンボスがしっかりついてるものを選ぶ。

2.柄合わせは「線」のあり方で難易度が変わる。

3.色はなるべくカラフルな濃いめな色は避ける。

DIYレベル

WALLFLOORでは初めて壁紙DIYにチャレンジされる方でも貼りやすい壁紙をたくさん揃えています。
また、壁紙一つ一つに壁紙の貼りやすさを示す「DIYレベル」というものを設けています。
初心者はもちろん、壁紙を綺麗に収めたい方皆さんにとって参考になれば幸いです。

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