引用：sangetsu

日本古来の住居を彷彿させるような、たたみ・ふすま・桐ダンスなどを用いてスタイリングする『ジャパニーズスタイル』。和室の空間にソファーや椅子などの洋風家具を置けば『和モダン』とも呼ばれるスタイルです。日本人にとっても馴染み深く、旅館のような雰囲気を演出できるのが特徴。

優美な癒し空間！ジャパニーズスタイルのインテリア

『ジャパニーズスタイル』というと一見簡単なように感じますが、実はスタイリッシュに整えるのが難しいインテリア。日本人にはなじみ深い和室空間は、一歩間違えると普通の和室になってしまう可能性があります…。日本古来の伝統あるインテリアを取り入れながら、洋室の要素をプラスして、おしゃれなジャパニーズスタイルを目指しましょう。

ジャパニーズスタイルは「日本の“和”を感じる癒しの空間」

ジャパニーズスタイルを作り出すうえで意識したいのが『日本の和をベースにしたスタイリッシュな空間作り』です。少しおしゃれな旅館のような、ホテルのような雰囲気をイメージしながら、和モダンを意識したインテリアを目指しましょう。ジャパニーズスタイルにおすすめしたい壁紙は以下の通りです。

ジャパニーズスタイルにおすすめの壁紙
カラー	柄
・　ホワイト・　シャドーホワイト・　ライトアイボリー・　ライトグレー・　ブラック・　モスグリーン・　ダークパープル	・　塗り壁調・　織物調・　和風塗り壁調・　タイル調

明るい空間に映える木目調がジャパニーズスタイルのベース。バランスよくカラーを取り入れることで、和モダンなスタイリッシュな印象に仕上がりますよ。

コツとしては“京都にありそう”な旅館・ホテルを
意識してみるといいかも♪

また、ありきたりな空間は退屈…。と感じる人には、組み合わせ自由のオリジナル壁紙がおすすめです。一面だけに変化を持たせてもよし、カラーを取り入れてもよし。オリジナル壁紙で自分だけの空間を作ってみましょう♪

ジャパニーズスタイルのインテリアポイント

ジャパニーズスタイルのインテリアポイントとしては以下の3点を意識しましょう。

ベースはブラウン調の和風カラー
日本古来の伝統的な素材を意識する
高さのない、低いライフスペース

ジャパニーズスタイルは『優美・華やか・日本らしさ』がキーワードです。

それぞれのポイントを意識しながら、
和風すぎないモダンな空間を生み出してみよう♪

1．ベースはブラウン調の和風カラー

ジャパニーズスタイルでは、木目がはっきりとしたブラウン調を意識しましょう。全体にあしらうのではなく、空間全体の50%程度を目安に採用するのがおすすめ。濃いめのブラウン調は和風民芸スタイルのような雰囲気に、明るいブラウン調ではヒノキなど凛とした雰囲気を楽しめます。和風テイストのものを取り入れて、現代風にアレンジしてみましょう。

2．日本古来の伝統的な素材を意識する

木目を活かしたような木製家具や和紙でできた照明器具を合わせると、日本古来の伝統的なインテリアを実現できます。日本の伝統的な住宅は木材でできており、室内はふすまや障子で仕切られているため、「木と和紙でできている」と伝えられています。このように、日本古来の素材を活用することで、ジャパニーズスタイルに近づけられるでしょう。

家具は、日本の伝統技法「漆塗り」をほどこしたものや、伝統的な織柄のファブリックなどを選ぶことで、高級感の高まる空間に仕上がりますよ。

3．高さのない、低いライフスペース

日本の一般常識として、家に入るときは靴を脱ぎます。このように靴を脱ぐことから、日本のライフスペースは低くなっているのです。日本の床は畳が伝統的。床に座る場面も多く、靴を脱ぐのが当たり前となっています。このように、ライフスペースが低い日本の住居において、座椅子やローテーブルなど背の低い家具をコーディネートすることで『ジャパニーズスタイル』を生み出しやすくなるでしょう。